
ターミナルを使っていて、コマンドを上下キーで履歴を呼び出して使うことがあるけど、意外とめんどくさいなあ。履歴をズラーっとみて確認し、使う方法ないのかなあ?という疑問にお答えします。
ボクもぶっちゃけ上下キーしか、コマンドの履歴を呼びだす方法を知りませんでした。
そこで、今回は覚えておくと便利なコマンド、「 history 」コマンドをご紹介します。
ズラーっと一覧で履歴が表示されるので、あのコマンドなんだったかなあ?
と思った時などに調べたり、実行できるので便利です。
カンタンなので、ぜひ覚えておきたいですね。
それでは、早速みていきましょう。
historyコマンドでコマンドの履歴を確認する方法

ターミナルで「 history 」と入力します。

すると、履歴が直近から順番に、ズラーっと表示されます。

履歴が多かったら数百行表示されたりしますので、
その場合、タッチパッドやマウスでスクロールして移動できますが、
1画面ずつ確認できるようにすると便利です。
コマンド履歴を1画面ずつ表示する方法
コマンド履歴を1画面ずつ表示するには、
「 history | more 」
としたらokです。

すると、1画面ずつ表示され、画面の下にコロンが表示されます。

コロンは、操作を受け付けている状態で、
「リターン」キーで1行進み、
「スペース」キーで1画面進みます。
「 q 」キーを押すと、終了してプロンプトの表示に戻ります。
次は、コマンド履歴を実行する方法をみてみましょう。
コマンド履歴のコマンドを実行する方法

コマンドの履歴からコマンドを選んで実行するには、
「 ! + コマンドの前に付いている番号 」を指定します。

例えば、コマンド履歴の3番目の「 clear 」コマンドを実行したい場合、
「 !3 」と入力します。
ちなみに、clearコマンドは、画面がごちゃごちゃした際に、
画面をさっぱりきれいに表示するコマンドです。
それでは、!3でclearを実行してみます。

clearコマンドが実行されて、画面がさっぱりしました。
コマンド履歴にコマンドを付け足すことも可能
コマンド履歴にコマンドを付け足して実行することもできます。
例えば、コマンド履歴から「 ls 」コマンドを呼び出して、
「 more 」コマンドを足したい場合でみてみましょう。

画像では、lsコマンドは79番ですので、
「 !79 | more 」と入力したら、
「 ls | more 」が実行されます。
※縦棒のパイプ「 | 」は、パイプの左に書いたコマンドの実行結果を渡す
機能があります。
まとめ
コマンドの履歴を確認したい時には、使ったコマンドが一覧で表示されるので、あのコマンドなんだったかなあ?とコマンドを忘れた時などにhistoryコマンドが便利。
コマンド履歴を実行するには、
「 ! + コマンドに付けられている番号 」で実行できる。
ということでしたね。
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